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ー内装リフォームで家をおしゃれにする方法|センスいらずで真似しやすいコツー

内装リフォームで「おしゃれ」に見せる基本の考え方

内装リフォームでおしゃれな空間にしたいと思っても、「センスがないから不安」と感じる方は多いです。ですが、おしゃれな部屋づくりには難しいテクニックよりも、いくつかの基本ルールを押さえることが大切です。ここでは、内装リフォームで家全体の印象をぐっと良くするための考え方を整理していきます。

最初に家全体のテイストを一つ決める

おしゃれな家は、部屋ごとにバラバラではなく「全体のテイスト」がある程度そろっています。
例えば、次のようなイメージです。
・ナチュラルテイスト(木目と優しい色合い)
・北欧テイスト(白とグレーに差し色)
・モダンテイスト(モノトーンでかっこいい印象)
・カフェ風テイスト(木とアイアン、観葉植物など)
この中から「自分が一番落ち着くスタイル」を一つ選ぶと、床や壁、家具選びの方向性がぶれにくくなります。

色数を絞って統一感を出す

内装リフォームでおしゃれに見せる一番のコツは、色を使いすぎないことです。
おすすめは次のルールです。
・ベースカラー(床・壁・天井など)を一つ
・メインカラー(大きめの家具やカーテン)を一つ
・アクセントカラー(クッションや小物)を一つ
この三つを意識して、部屋に使う色を三〜四色程度に抑えると、自然と統一感のある空間になります。逆に、たくさんの色を混ぜると落ち着かない印象になりがちなので注意しましょう。

素材感をそろえて「安っぽく見せない」

色だけでなく、素材感にも一貫性を持たせると、ぐっとおしゃれ度が上がります。
・木目なら「明るい木」「濃い木」を混ぜすぎない
・つやのあるものとマットなもののバランスを意識する
・金属部分の色(黒・シルバー・ゴールドなど)をなるべく統一する
こうした小さなポイントを押さえると、同じ価格帯の建材でも、安っぽく見えにくくなります。

今の家をおしゃれに見せる内装リフォームの具体的な方法

基本の考え方がわかったら、次は具体的にどこをどうリフォームするとおしゃれに見えやすいのかを見ていきます。大掛かりな間取り変更をしなくても、「見える面積の大きい部分」から整えていくことで、費用を抑えつつ印象を大きく変えることができます。

壁と床を整えてベースづくりをする

部屋の印象の大部分は、実は「壁」と「床」が決めています。
・黄ばんだクロスを明るいホワイトやグレージュに張り替える
・古くなったフローリングを新しい木目やフロアタイルに変える
・一面だけ色や柄を変えるアクセントクロスを取り入れる
などの内装リフォームを行うと、家全体が一気に今風に近づきます。特にリビングや廊下など、来客の目に触れやすい場所から手を入れると効果的です。

照明計画を見直して「陰影」でおしゃれにする

おしゃれな空間づくりで意外と重要なのが照明です。天井の真ん中にシーリングライト一つだけでは、どうしてものっぺりした印象になりがちです。
内装リフォームでできる照明の工夫としては、次のようなものがあります。
・ダウンライトを追加して部屋の明るさを分散させる
・間接照明やフロアライトで陰影をつくる
・ダイニングにペンダントライトを下げて「食卓を主役」にする
光を一点からではなく、複数の方向から当てることで、同じ内装でもぐっと雰囲気が良くなります。

収納を「見せる」と「隠す」に分ける

どれだけ内装リフォームでおしゃれにしても、物があふれていると残念な印象になってしまいます。そこで大切なのが、「見せる収納」と「隠す収納」を分けることです。
・毎日使うものやお気に入りのものはオープン棚に飾る
・雑多なものは扉付きの収納や引き出しにしまう
・リビングには家族分の収納スペースをあらかじめ確保する
こうした収納計画を内装リフォームの段階で考えておくと、生活が始まってからも片付けやすく、おしゃれな状態を保ちやすくなります。

室内ドアや建具を変えて雰囲気をそろえる

意外と見落としがちですが、室内ドアや収納扉のデザインも部屋の印象に大きく影響します。
・古い色の建具を、床材に合わせた色味に変更する
・ガラス入りドアにして、光や視線の抜けをつくる
・取っ手やレバーハンドルのデザインをシンプルなものに統一する
など、建具のリフォームを行うと、賃貸感のある雰囲気から「注文住宅のような印象」に近づけることも可能です。

ライフスタイル別 内装リフォームのおしゃれアイデア

同じ「おしゃれにしたい」という思いでも、家族構成や暮らし方によって、向いている内装リフォームの方法は少しずつ変わります。ここでは代表的なライフスタイル別に、取り入れやすいおしゃれアイデアをご紹介します。自分の暮らしに近いパターンをイメージしながら読んでみてください。

子育て世帯向け|汚れに強くて片付けやすいおしゃれ空間

小さなお子様がいるご家庭では、見た目だけでなく「掃除のしやすさ」「安全性」も重要です。
・汚れが拭き取りやすい床材や壁紙を採用する
・リビングに家族共通の収納棚をつくり、おもちゃや学用品を集約する
・角の少ない家具や丸みのある造作で安全性にも配慮する
こうした内装リフォームを行うことで、生活感を抑えながらも、家族がリラックスして過ごせるおしゃれな空間に近づけます。

共働き世帯向け|家事動線を意識したシンプルデザイン

忙しい共働き世帯の場合、「片付けに時間がかからない内装」が結果的におしゃれにつながります。
・玄関からリビング、キッチンへの動線上に収納を配置する
・洗濯動線を短くするために、室内物干しスペースをリビング近くに設ける
・床や壁は汚れが目立ちにくい色味を選ぶ
など、家事の負担を減らす内装リフォームをすることで、いつも整った状態を保ちやすくなります。余計な装飾を減らし、シンプルで機能的なデザインにすることが、おしゃれへの近道です。

在宅ワークがある方向け|ワークスペースもおしゃれに

最近はリビングの一角や個室を在宅ワークスペースとして使う方も増えています。
・デスク周りの壁だけ色を変えて、集中しやすいコーナーにする
・背面の壁にシンプルな棚を造作して、オンライン会議の背景も整える
・コンセント位置や配線をリフォームで見直し、コードが見えにくいようにする
このような内装リフォームを行うと、仕事モードとリラックスモードの切り替えがしやすくなり、見た目も生活感が出にくくなります。

内装リフォームを成功させるための進め方と注意点

最後に、内装リフォームで家をおしゃれにするための進め方と、失敗を防ぐための注意点をまとめます。大切なのは、「なんとなく」で決めず、事前準備とイメージ共有をしっかり行うことです。少しの手間をかけることで、完成度がぐっと高まります。

イメージ集めと要望の整理を先にしておく

まずはインターネットや雑誌などから好みの写真を集めておきましょう。
・これは好きではないという写真も一緒に保存しておく
・家族の意見も聞きながら、共通して好まれそうなテイストを探す
・「ここは絶対こうしたい」と「できればこうしたい」を分けてメモする
このように整理しておくと、リフォーム会社との打ち合わせで話がスムーズに進みやすくなります。

予算の中で「見える部分」に優先的にお金をかける

予算には限りがあるため、どこにどれだけ費用をかけるかのメリハリも重要です。
・リビングやダイニングなど、家族や来客の目に入りやすい部分
・壁や床、ドアなど、面積の大きい部分
・毎日長く過ごす場所(リビング、寝室、ワークスペースなど)
こうした「見える部分」から優先的にグレードを上げると、限られた予算でも満足度の高い内装リフォームになりやすいです。逆に、収納内部やあまり見えない部分は、標準仕様にしてコストを抑える方法もあります。

完成イメージの共有とサンプル確認を丁寧に行う

おしゃれな内装に仕上げるには、リフォーム会社と完成イメージをしっかり共有することが欠かせません。
・パース図やイメージ図が出せる場合は事前に確認する
・床材や壁紙のサンプルを実際の部屋の明るさで見てみる
・可能であれば同じ建材を使った施工事例写真を見せてもらう
こうした確認をしておくと、「思っていた色と違った」「雰囲気が合わない」といったギャップを減らすことができます。内装リフォームはやり直しが難しいからこそ、最初の打ち合わせを丁寧に行うことが大切です。

内装リフォームで家をおしゃれにする方法はたくさんありますが、大切なのは「自分や家族にとって落ち着けるかどうか」という視点です。流行だけにとらわれず、色や素材、照明、収納のバランスを意識しながら、自分たちらしい心地よい空間づくりを楽しんでください。

2025.12.12