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ー内装リフォームの費用を安く抑えるコツ|ムダなく賢くリフォームする方法ー

内装リフォームの費用の仕組みを知っておこう

内装リフォームの費用を安く抑えたいときは、いきなり値引き交渉をするよりも、まず「何にいくらかかっているのか」を知ることが大切です。仕組みが分かると、削ってもよい部分と、削らないほうがよい部分が見えてきます。

主な費用の内訳

一般的な内装リフォームの費用は、次のような項目で構成されています。
・材料費(床材、壁紙、建具、照明など)
・施工費(職人さんの人件費や工事にかかる手間)
・諸経費(交通費、養生費、廃材処理費、現場管理費など)
どの項目も必要な費用ですが、材料のグレードや工事範囲を調整することで、全体の金額を下げることができます。

どこを工夫すると費用が下がるのか

費用を抑える基本的な方向性は次の三つです。
・工事範囲を絞る
・材料のグレードを調整する
・工事の手間を減らす
この三つを意識しながら、どこをリフォームするか、どこは現状を活かすかを決めていくと、無理のないコストダウンにつながります。

費用を抑えやすい内装リフォームのポイント

次に、具体的にどんな工夫をすると内装リフォームの費用を安くできるのかを見ていきます。大きく壊す工事をしなくても、見た目や使い勝手を改善できるポイントはたくさんあります。

間取り変更より「内装の模様替え」を優先する

壁を動かしたり、ドアの位置を大きく変えたりする間取り変更は、どうしても費用が高くなりやすい工事です。費用を抑えたい場合は、今の間取りを活かしながら、床や壁、建具、収納など「見える部分」を中心にリフォームするほうが、コスパの良い工事になりやすいです。

メリハリをつけて材料のグレードを選ぶ

すべての場所に高級な建材を使う必要はありません。例えば次のように、場所ごとにメリハリをつけて選ぶと費用を抑えやすくなります。
・来客の目に触れやすいリビングや玄関は少し良いグレードにする
・収納内部や個室の一部は標準グレードにする
・床は耐久性を重視し、壁紙は価格を抑えめの商品を選ぶ
「どこにお金をかけると効果が大きいか」を意識することが、満足度を落とさずに節約するポイントです。

設備は「全部交換」ではなく部分リフォームも検討

キッチンや洗面台などは、一式交換すると費用が大きくなります。見た目や使い勝手の不満が一部分だけなら、
・扉や取っ手だけ交換する
・水栓やカウンターだけ新しいものにする
・収納内部だけ作り替える
といった部分リフォームでも印象を大きく変えられることがあります。工事範囲が小さくなるほど、費用も抑えやすくなります。

見積もりと会社選びで失敗しないためのコツ

同じようなリフォーム内容でも、依頼先や見積もりの取り方によって、費用には差が出ます。ここでは、費用を安く抑えながら安心して任せられる会社選びのポイントをおさえておきましょう。

二〜三社の相見積もりで比較する

一社だけの見積もりだと、その金額が高いのか安いのか判断しづらくなります。できれば二〜三社に同じ条件で見積もりを依頼し、次の点を比べてみてください。
・工事内容が分かりやすく書かれているか
・材料のグレードやメーカー名が明記されているか
・極端に安い、または高い項目がないか
合計金額だけでなく、「何にいくらかかっているのか」が分かる見積もりを出してくれる会社のほうが信頼しやすいです。

予算と優先順位をはっきり伝える

見積もりが予算をオーバーしたときは、「この金額以内に収めたい」「ここは残したいが、この部分は削ってもよい」といった希望を素直に伝えましょう。プロの目線で、
・費用を削っても影響が少ない工事
・逆に削ると後悔しやすい工事
などを教えてもらえることがあります。相談しながら調整していくことで、予算内に収めつつ満足度の高いプランに近づけることができます。

工期や工事のタイミングも相談してみる

工事の内容によっては、時期や工事のまとめ方を工夫することで費用を抑えられる場合もあります。
・複数の部屋を同時に工事してもらう
・引っ越しや長期休暇に合わせて一気に施工してもらう
といった方法は、職人さんの移動や養生の手間が減るため、結果的にコストダウンにつながることがあります。

自分でできる節約とプロに任せたほうがいい工事

内装リフォームの費用を安く抑える方法として、「できるところは自分でやる」という考え方もあります。ただし、何でもかんでもDIYにするのではなく、任せる部分との線引きが重要です。

DIYで節約しやすいポイント

比較的取り組みやすく、失敗してもリスクが少ないのは次のような作業です。
・家具の組み立てや配置替え
・カーテンや照明器具の一部交換
・一部の塗装や壁のデコレーション
・小さな棚やフックの取り付け
本体の工事はプロに任せて、仕上げの一部を自分たちで行うスタイルにすると、費用を抑えながら「家づくりに参加した」という満足感も得られます。

プロに任せたほうが安心な工事

一方で、費用を節約しようとして素人が手を出すと、かえって高くついてしまう工事もあります。
・電気配線やコンセントの増設
・給排水まわりの工事
・構造に関わる壁や天井の解体
・大面積の床張り替え
これらは安全性や建物の性能に関わる部分が多く、万が一のトラブルが起こると、やり直し工事や補修に大きな費用がかかることがあります。専門知識が必要な部分は最初からプロに任せることをおすすめします。

費用を安く抑えながら満足度を高めるために

最後に、内装リフォームの費用を安く抑えつつ、仕上がりに満足するための考え方をまとめておきます。大切なのは、「とにかく安く」ではなく「限られた予算の中で一番納得できる選択をする」という視点です。

完成後の暮らし方から逆算して考える

どこまで費用をかけるか迷ったときは、完成後の暮らしを具体的にイメージしてみましょう。
・家族が一番長く過ごす場所はどこか
・どこが使いやすくなると生活が楽になるか
・来客に見られることが多い場所はどこか
こうした視点で考えると、「ここは多少お金をかけても元が取れる」「ここは最低限でよい」と判断しやすくなります。

初期費用だけでなくトータルコストを意識する

安い材料を選んでも、数年で傷んで張り替えが必要になれば、結果的に高くついてしまうこともあります。特に床材や水まわりの内装材は、
・掃除のしやすさ
・汚れや傷の付きにくさ
・張り替えの頻度
といった点も含めて検討しましょう。初期費用とメンテナンス費用のバランスを考えることが、長い目で見る節約につながります。

信頼して相談できるパートナーを見つける

費用を安く抑えながらも満足度の高いリフォームにするには、こちらの事情を理解し、親身になって提案してくれる会社と出会うことも重要です。分からないことを質問しやすく、メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれる担当者なら、安心して計画を進めていけます。気になる点はその都度相談しながら、ご自身やご家族に合った無理のないリフォーム計画を立てていきましょう。

2025.12.19