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ー内装リフォームで失敗しないためのコツとは?後悔しない計画と進め方ー

内装リフォームで失敗しないために知っておきたい基本

内装リフォームは「なんとなくおしゃれにしたい」という思いつきだけで進めてしまうと、予算オーバーやイメージ違いになりがちです。まずは内装リフォームの全体像と、事前に整理しておきたいポイントを押さえておきましょう。

生活の不満を書き出して優先順位をつける

最初のコツは「見た目」よりも「暮らしの不満」に目を向けることです。暗くてくつろげない、収納が足りない、掃除がしにくいなど、日々感じている小さなストレスを書き出してみましょう。
例えば次のような項目が挙げられます。
・リビングが暗くて家族が集まりにくい
・キッチンの収納が足りず物が出しっぱなしになる
・玄関が狭くて靴や傘があふれている
書き出したら、その中から「絶対に解消したいこと」「余裕があれば改善したいこと」に分けて優先順位をつけます。これをしておくと、見積もりを出してもらうときや、予算を調整するときに迷いにくくなります。

完成イメージを共有しやすくしておく

次に大切なのが、完成後のイメージをできるだけ具体的にしておくことです。好きなインテリアの写真を集めたり、SNSの画像を保存したりして「こんな雰囲気にしたい」という材料を用意しておきましょう。
言葉だけで「北欧風」「カフェっぽく」と伝えると、人によってイメージがズレてしまいます。画像や雑誌の切り抜きなど、視覚的な情報を使って共有することで、完成後のギャップを小さくできます。

よくある内装リフォームの失敗パターンと対策

内装リフォームの失敗には、実はよくあるパターンがあります。あらかじめ代表的な失敗事例を知っておくことで、自分の計画に当てはまらないかチェックしやすくなります。ここでは特に注意したいポイントをピックアップしてご紹介します。

見た目重視で使い勝手が悪くなる

おしゃれな写真を見て「このデザインにしたい」と思って決めたものの、実際に暮らしてみると不便だったというケースは少なくありません。例えば、真っ白な床は汚れが目立ちやすかったり、マットな黒い建具は指紋がつきやすかったりします。
内装材を選ぶときは、デザインと同じくらい「掃除のしやすさ」「傷のつきにくさ」「メンテナンスの手間」を確認しましょう。ショールームで実物を触ってみたり、サンプルを取り寄せて光の当たり方をチェックしたりすると、失敗を減らせます。

収納やコンセントの位置を考えず後悔する

意外と多いのが、収納やコンセントの位置に関する後悔です。内装がきれいになっても、物が収まりきらず散らかってしまうと、せっかくのリフォームの満足度が下がってしまいます。
「ここに掃除機をしまいたい」「ここでスマホを充電したい」など、具体的な使い方をイメージしながら収納計画やコンセント位置を考えることが大切です。図面に家具を書き込んでみると、必要な場所が見えやすくなります。

明るさ・色味のバランスを失敗する

クロスや床材を選ぶとき、サンプルだけを見て決めてしまうと、実際の部屋での見え方が想像と違うことがあります。特に注意したいのが「昼と夜の見え方の違い」と「照明との組み合わせ」です。
可能であれば、日中と夜それぞれの時間帯に部屋の明るさを確認し、照明の色(電球色・昼白色など)も含めてトータルで考えると安心です。落ち着いた雰囲気にしたいのか、作業がしやすい明るさを優先したいのかも事前に決めておきましょう。

予算とスケジュールで失敗しないためのコツ

内装リフォームでの後悔は、仕上がりだけでなく「思ったよりお金がかかった」「工期が延びて予定が狂った」といったお金と時間の部分でもよく起こります。ここからは、予算とスケジュールの失敗を防ぐための具体的なポイントを見ていきます。

予算には必ず「予備費」を含める

リフォームでは、工事を始めてから想定外の追加工事が発生することがあります。下地の傷みが見つかったり、配管の位置が図面と違っていたりと、開けてみないと分からない部分があるからです。
そのため、見積もり金額ギリギリの予算設定にせず、全体の一~二割程度は「予備費」として余裕を持たせておくと安心です。どうしても予算が限られる場合は、優先度の低い工事はあとからでもできるように、範囲を分けて相談しましょう。

複数社から見積もりを取り内容を比較する

同じ内容のリフォームでも、依頼する会社によって金額や提案内容が違うことはよくあります。一社だけに相談して決めてしまうと、その違いに気づけないまま契約してしまう可能性があります。
ポイントは、単に金額を比べるのではなく、見積書の内訳や説明の丁寧さをチェックすることです。例えば、どこまでが基本工事に含まれているのか、追加費用が発生しそうな項目がどこか、保証やアフターサービスはどうなっているかなどを確認しましょう。

工期と生活への影響を事前にイメージする

工事期間中は、騒音やホコリ、職人さんの出入りなど、いつもと違う環境になります。工事内容によっては、キッチンやお風呂が数日使えなくなることもあり、思っている以上に生活への影響があります。
リフォーム会社には、工事中にどの設備がどれくらい使えなくなるのかを具体的に確認しておきましょう。そのうえで、外食や銭湯の利用、仮住まいの必要性なども含めてスケジュールを組むと、ストレスを減らせます。

満足度の高い内装リフォームにするための進め方

ここまで見てきたポイントを押さえつつ、最後に内装リフォームを成功に近づける進め方を整理します。一つひとつは難しいことではありませんが、意識しておくかどうかで仕上がりへの満足度が大きく変わります。

信頼できる担当者としっかりコミュニケーションを取る

内装リフォームは、図面や見積書だけでなく、人と人とのやり取りがとても重要です。こちらの希望を丁寧に聞いてくれるか、メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか、といった点は、完成度にも直結します。
打ち合わせの内容をメモやメールで残しておくと、言った言わないのトラブルを防げます。疑問や不安があれば遠慮せず質問し、納得してから次のステップに進むようにしましょう。

家族全員でイメージを共有する

一緒に暮らす家族がいる場合は、自分だけで決めずに全員の意見を聞いておくことも大切です。リビングの使い方や収納の場所など、人によって「使いやすい」と感じるポイントが違うことがあります。
家族で話し合うときは、「ここが不便」「こうなったらうれしい」という形で意見を出し合いましょう。全員の希望をすべて叶えるのは難しくても、優先順位をつけることで納得感のあるプランに近づけます。

完成後の暮らしをイメージして細部までチェックする

最後の仕上げの段階では、「完成したら終わり」ではなく、その先の暮らしをイメージして確認することが大切です。例えば、照明スイッチの高さや位置、扉の開き勝手、収納内部の棚の高さなど、日常的に触れる部分を意識して見てみましょう。
引き渡し前の確認で気になった点があれば、その場で伝えることも大切です。小さな違和感を放置すると、あとからずっと気になってしまうこともあります。気軽に相談できる関係をつくっておくことが、内装リフォームで失敗しない一番のコツと言えるかもしれません。

2025.11.14